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じんくんのWEB日記


by jinkun_40
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「フライデーファックス第36号」

「フライディファックス」 の9月17日発行号より

世界の大教会
 今日大切なのはサイズよりも影響力ではあるが、世界で最も大きい教会の礼拝出席者数を調査することにより、ここ数年の流れがうかがえ、多くの変化を見ることができる。 
例えば、ブエノスアイレスにある『光と愛の波教会(Ondas del Luzy Amor)』の
10年前の礼拝出席者数は30万人だったが、現在では「たった」7万人である。 
また、全く新しいモデルが現われ出している。 
例えば、インド大学(Indian University)は教会となり、8万人の礼拝出席者を集めている。 
メガチャーチの教会員数は常に大きく変化するものなので、ここに示している数字は、教会員数ではなく礼拝出席者数である。 
ソウルにあるヨンギ・チョー師の教会の教会員数は77万3千人であると発表されているが、本教会と主な枝教会の実際の礼拝出席者数は、「たったの」25万3千人である。



[教会とは何か]
 教会が以前とは全く違う自己認識を持つ傾向が、だんだんと強くなってきている。牧師と建物とプログラムとその他諸々を集めたような、一つの組織だけで成り立っているものが教会ではなく、互いにつながり合うハウスチャーチやセルやグループやフェローシップのメンバーたちの集合体といった、その町や地域に住むクリスチャンの有機的なコミュニティーこそを、教会として認識するようになった。 このことによって、教会の自己認識が、教派をもってするものではなく、初代教会時代のように地域にもとづいたものになってきている。 「コリントにある教会」、またエペソにある教会、アンテオケにある教会、エルサレムにある教会は、今日の「ベルリンにある教会」、そして、ボルダーにある教会、北京にある教会、ブラジリアにある教会、などに相当すると言える。

[地域のハウスチャーチのネットワークが、メガチャーチにとってかわる]
 このような地域型教会は、一人の「主任牧師」によって導かれるものではなく、多くの場合、五役者の連合による地域ベースのチームによって導かれる。 このような働きの中では、従来重んじられてきた牧師の働きが最重要視されるのではなく、第一コリント12:28やエペソ2:20に記されているように、使徒的、あるいは預言的な賜物を持つ人々が重要な役割を担うようになる。 クリスチャンの共同体や一致は、同じ地域や町に住んでいるということによって形成されていく。 一致は、ネットワークされたハウスチャーチや合同礼拝、また迫害が強い状況においてはリーダーたちのミーティングによって保たれる。 中国南部にあるやや小規模(!)のハウスチャーチ・ネットワークの参加者は40万人で、大きなネットワークになると、その参加者は数百万人にのぼる。 中国、ベトナム、北インドにあるもっとも大きな20の地域型(国ごとのではない)ハウスチャーチ・ネットワークは、下に記すリストを完全に書き換えてしまうだろう。 インドのビクター・コードリー博士の例を除いては、安全のために、名前や詳細は記すことができない。 すべてと言っても過言ではないほど、これら地域型ハウスチャーチ・ネットワークのほとんどが、迫害や弾圧を受ける国に存在しているからである。 彼らは、宣教学者デビット・バレットが「隠れクリスチャン(Crypto-Christians)」と呼ぶ、地下教会のメンバーである。 私たちは、25万人以上のメンバーを持つ地域型ハウスチャーチ・ネットワークが、現在のところ約20は存在していると考えている。 したがって下に記すリストは、すでに知られている中でもっとも大きな教会ということになり、ヨイド純福音教会が21位になっている。

[流れを起こしているのはどこの国か]
 これらの発展は、西洋社会(北アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド)以外から始まったので、西洋の牧師やクリスチャン指導者たちは、このことを真剣には受け止めにくい。 多くの人々が、1700年代から変わらず、大宣教命令を果たすべく宣教師を送り出した西洋社会こそがキリスト教の中心であるといまだに考えている。 これまでアメリカ合衆国、イギリス、そしてドイツが、教会の宣教の流れを決めるものだと考えられてきた。 これらの国々には多くの影響力のある出版社の本拠地が置かれ、カンファレンス説教者や著者の多く、また牧師訓練のセミナーや概念が生まれたのもこれらの国々からだった。 しかし、多くの人々は思っていたことだろう。 「何のよいものがベトナム、北インド、中国、インドネシア、ナイジェリア、ニカラグア、ホンジュラス、トリニダッド、アルゼンチンから生まれてこようか」と。 ところが今、これら非西洋諸国こそが、最も重要なキリスト教宣教の流れを起こしている。私たちは、聞く耳を持っているだろうか。

[アメリカ合衆国はどうか?]
 現在まで、メガチャーチは、アメリカ独特の現象と考えられてきた。 しかし、世界で最も大きな40の教会の中に、アメリカや他の西洋諸国が含まれていないことに驚くだろう。 本当に目覚ましい教会成長は、西洋社会以外のところで起こっていると言える。 先ごろ『ワシントン・ポスト』は、毎週の礼拝出席者数が2千人を超えるメガチャーチが、アメリカ国内に840ある(2004年5月13日現在)という内容の、教会研究者ジョン・N・ボーンの論文を発表した。その上位5教会は次の通りである。

リーダー:     教会名                         平均出席者数
J・オスティーン: レイクウッドチャーチ(テキサス州ヒューストン) 25,060
クレフロ・ダラー: ワールドチェインジャーズ(ジョージア州カレッジパーク) 23,093
リック・ウォレン: サドルバックコミュニティチャーチ(カリフォルニア州レイクフォレスト) 20,100
T・D・ジェイクス: ポッターズハウス(テキサス州ダラス) 18,500
エド・ヤング: フェローシップチャーチ(テキサス州グレープバイン) 18,129

[世界の大教会]
ランク リーダー:  教会名                 平均出席者数
21 ヨンギ・チョー: ヨイド純福音教会(韓国・ソウル) 253,000
22 ディジョン・ロバーツ: ワークスアンドミッション・バプテストチャーチ(コートジボワール・アビジャン) 150,000
22 ハビエル・バスケス: ヨタベク・メソジスト・P・チャーチ(チリ・サンチアゴ) 150,000
22 C・カステラノス: ミッション・カリスマ・インターナショナル(コロンビア・ボゴタ) 150,000
25 ウィリアム・クムイ: ディーパーライフ・バイブルチャーチ(ナイジェリア・ラゴス) 120,000 
26 マリオ・ベガ: エリムチャーチ(エルサルバドル・サンサルバドル) 117,000
27 -------------: ナンブ純福音教会(韓国・ソウル) 110,000
28 ヨンモク・チョー: AOG 恵みと真理教会(韓国・京畿道) 105,000
29 ホンド・キム: クムラン・メソジスト教会(韓国・ソウル) 80,000
30 オマール・カバレラ: ビジョン・デ・フトゥロ(アルゼンチン・サンタフェ) 70,000
30 ヘクター・ヒメネス: オンダス・デル・ルス(アルゼンチン・ブエノスアイレス) 70,000
32 オウ牧師: ヨンナク長老教会(韓国)  60,000
33 デヴィッド・オエデパ: ウィナーズチャペル(ナイジェリア・オタ) 50,000
34 R・B・ラル: イエス・ダルバール(インド・アラハーバード農業研究所) 40,000-80,000
35 ホンムン・イ: 崇義メソジスト教会(韓国・インチョン) 47,000
36 ミサエル・アルジェナル: コセチャ・ミニストリー(ホンジュラス・サンペドロスーラ) 35,000
37 V・コードリー: チャッティスガー/マディヤプラデシュ・ハウスチャーチネットワーク (インド) 30,000

情報提供:Wolfgang Simson
by jinkun_40 | 2004-10-23 16:37 | Friday Fax